
サントリーのプレミアムハイボール「白州」が、まもなく店頭に戻ってきます。
長年にわたり、サントリーは世界的にはビールで有名でした。気軽に缶を開けて楽しめる存在でしたが、やがてそのウイスキーの実力にも注目が集まるようになりました。特に「白州」は日本ウイスキーの代表格として広く知られる存在に。そして、ある日サントリーの聡明なスタッフがひらめきました。「白州の味とクオリティを、缶で手軽に楽しめるようにしよう」と。
そうして誕生したのが、「サントリー プレミアムハイボール 白州」。ただし、本家の白州ウイスキーと同様に供給が需要に追いつかないこともあり、この缶入りカクテルも定期的・数量限定でしか販売されません。ですが今回、嬉しいお知らせがあります。6月10日に新たな出荷が決定しただけでなく、内容も刷新された「新バージョン」として登場するのです。
新製品の正式名称は、「サントリー プレミアムハイボール 白州 さわやかにして豊かな余韻」。後半部分は、「さわやかでありながらも、豊かな余韻が残る」という味わいを表しています。店頭で探すときは「プレミアムハイボール白州」だけでも問題ありませんが、「さわやかにして豊かな余韻」というフレーズが、2023年に発売された「薫るスモーキー」や、2024年の「シェリー樽熟成ブレンド」とは異なる、まったく新しい味わいであることを示しています。
新しいプレミアムハイボール白州はアルコール度数9%。アメリカンホワイトオーク樽で熟成させたウイスキーを使用し、舌に強すぎないバランスの取れた味わいが特徴です。缶のまま楽しむこともできますが、サントリーによれば、氷を入れたグラスで飲むことでさらに味わいが引き立つとのこと。
市場調査によると、缶入りアルコール飲料市場は2025年から2032年にかけて、年平均成長率(CAGR)13.8%で拡大すると見込まれています。2025年には約791億円規模に達し、2032年には1兆955億円にまで成長する見通しです。
今回の新製品の価格はまだ発表されていませんが、2024年に登場した「シェリー樽熟成ブレンド」は600円(税込)で販売されていました。現在の物価上昇を考慮すると、今回のプレミアムハイボール白州は600円をやや上回る価格になる可能性もありますが、大きな差はないと見られます。
なお、「ジャパニーズウイスキー認証マーク」が缶に表示されていなくてもご心配なく。これは瓶詰めされたウイスキー製品に適用されるものであり、缶入りウイスキーカクテルには適用されないのが通例です。