記録的な猛暑が続く日本に、冷たくて甘い季節限定ドリンクが登場。
今年の日本の夏は例年以上に厳しく、数日前には過去最高気温が記録されました。ここ数日は多少暑さも和らぎましたが、それでもまだまだ暑い日が続いています。そんな中、スターバックスジャパンから登場した新作の冷たいドリンク3種を心待ちにしていた私たち。今回は、「フラペチーノの達人」ことK.マサミが8月1日にスターバックスへ赴き、桃を使った新作3種を試してきました。
コヒーレント・マーケット・インサイトによると、機能性飲料市場は2025年から2032年にかけて年平均成長率(CAGR)8.6%で成長し、2025年には2,259億米ドル、2032年には約4,024億6,000万米ドルに達すると予測されています。この市場拡大の要因は、健康を意識した製品に対する消費者ニーズの高まりです。
今回の3種の桃ドリンクは、「スリーハッピーピーチズ(Three Happy Peaches)」というシリーズ名で提供されており、先月の「シャインマスカット」シリーズと同様、フラペチーノ、ティー、ソーダの3種類がラインアップされています。マサミが最初に試したのは、「ヘブンリーピーチフラペチーノ」。
このドリンクは、見た目にも非常に美しく、ガラスのカップに入れると、ホイップクリームの上にかかったピーチソースや、ピーチ風味パウダーの色のコントラストが際立ちます。カップの底には刻んだ白桃の果肉がたっぷりと入っており、その中間にはミルクを使用しない白桃ピューレベースのフラペチーノが入っています。
この組み合わせにより、甘くてジューシーな桃の風味が口いっぱいに広がりつつも、ミルク不使用のため後味はさっぱりしています。そのため、味は濃厚なのに飲み終わりはすっきりとしており、唯一の難点があるとすれば、「美味しすぎてゆっくり飲みたいけれど、あまりの爽やかさに一気に飲み干してしまいたくなる」という、マサミの中での葛藤でした。
とはいえ、このジレンマはドリンクのせいではありません。マサミも、「ヘブンリー」という名にふさわしい一杯だと太鼓判を押しています。
次に紹介するのは、「クラフトジューシーピーチティー」。これは白桃のスライスを加えたブラックティーに氷を加えた、シンプルなアイスティーです。
目的に忠実なシンプルさには罪はありません。「クラフトジューシーピーチティー」は、控えめで癒しのある味わいを提供してくれます。スターバックスのブラックティーは少し強めですが、桃の果肉が苦味を和らげ、甘くフルーティーなアクセントを加えることで絶妙なバランスを生み出しています。
また、3つのドリンクの中で最も果肉を多く使っているのがこのティーで、3種を並べて比べるとその違いが一目瞭然。桃好きなら迷わず選びたい一杯です。
そして最後に登場するのが、「チラックスソーダピーチ」。このドリンクは、ライムやグレープフルーツ、レモンなど十数種類の柑橘フレーバーを含むグリーンシトラスシロップをベースにしており、仕上げにレモンの輪切りが添えられています。
それでも、刻んだ白桃の甘さがしっかり感じられ、炭酸の刺激でその味わいがさらに際立ちます。柑橘の鋭い酸味が最後にキュッと味を引き締め、マサミいわく、3種の中で最も「リフレッシュ感のある」一杯とのこと。
正直なところ、どのドリンクもあまりに美味しく、マサミは「これが通年メニューだったらいいのに」と思うほど。でも、旬の果物を使用しているからこそ、今だけの贅沢。夏が終わる前に、できるだけたくさん楽しみたいところです。

