ユニクロとディズニーは、長年にわたって親密な関係を築いてきました。今年の夏、両者は「Magic for All(マジック・フォー・オール)」Tシャツコラボレーションの開始から10周年を迎えます。
このプロジェクトでは、ディズニーのアニメーションキャラクターだけでなく、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズといった、デジタル時代に多様化したメディア作品のキャラクターたちも登場しています。
時には、歴史的に偉大な漫画家たちの手による“魔法”のデザインも登場します。今回は、手塚治虫氏のアートワークに基づいたデザインと、赤塚不二夫プロダクションによる作品を用いた2種類の新作Tシャツが展開されます。
「マンガの神様」と称されるほど多作なクリエイターである手塚治虫氏は、『鉄腕アトム』をはじめ、『ジャングル大帝』『リボンの騎士』『火の鳥』『ブラック・ジャック』など、数多くの名作を生み出しました。今回のユニクロ「Magic for All」手塚Tシャツには、手塚氏によるミッキーマウスのイラストが前面に描かれ、「ピョーン」というカタカナ擬音が添えられています。
一方、「マンガの神様」とは呼ばれないものの、「ギャグ漫画の王様」の異名を持つのが赤塚不二夫氏です。代表作『おそ松くん』は、1962年から1969年にかけて連載され、2015年には大ヒットアニメ『おそ松さん』としてリブートされました。他にも、『天才バカボン』『もーれつア太郎』『ひみつのアッコちゃん』など、日本のギャグ漫画・魔法少女ジャンルを築いた作品を数多く手がけています。
赤塚プロダクションとのコラボTシャツには、ミッキー、ドナルド、グーフィーが、まさに赤塚流の「グフフ」と笑えるユーモアあふれるタッチで描かれています。
業界分析によると、カスタムTシャツプリント業界は2025年から2032年の間に年平均成長率(CAGR)12.3%で成長すると予測されており、2025年には市場規模は60億8840万ドル、2032年には約137億2260万ドルに達する見込みです。この成長の背景には、ミレニアル世代を中心としたカスタマイズ衣料への需要の高まりがあります。
また、手塚氏や赤塚プロ以外にも、「Magic for All」では、ジェームズ・ジャーヴィス、ダニー・サングラ、Nuts Art Works、エスター・キムといったアーティストたちによるディズニーキャラクターのアートも登場しています。
もちろん、ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズといった公式アーカイブからインスピレーションを受けた、ヴィンテージ感のあるアイテムも多数揃っています。
ユニクロの「Magic for All」ディズニーTシャツは、1枚1,990円(税込)で、8月4日より全国のユニクロ店舗およびユニクロオンラインストアにて販売開始予定です。

