ヤマハモーター株式会社は、ロボニティシリーズの単軸ロボットとモーターレスアクチュエータを拡充し、長ストローク型、タイミングベルト駆動型、低背型の3つの新しいモデルを発表しました。これらの新しいモデルは2025年12月3日より発売されます。
長ストローク型は最大ストロークが3,000mmで、最大積載量は200kgまで対応可能で、±0.01mmの繰り返し精度を誇ります。さらに、ヤマハの特許技術である「オプティマルサポート機構」を搭載しており、スピードロスを防ぎ、最高速度2,400mm/秒での動作が可能です。
タイミングベルト駆動型は、ヤマハ史上最高の速度を誇り、最大ストロークは4,000mmで、最高速度は3,750mm/秒に達します。このモデルは、製造工程の異なるステージ間での高速・長距離転送を目的としています。
低背型は、サイズがコンパクトで、低い高さにすることで狭いスペースにも収めやすく、優れた剛性と精度を提供します。
すべての新モデルには、ガイドやボールねじなどの重要部品をグリースや汚れから保護するシャッターが装備されており、半導体やEVバッテリーの製造など、クリーンな環境での使用に最適です。
これらの新モデルは、2025年12月3日から6日まで東京で開催される「2025国際ロボット展」にも出展される予定です。
コヒーレント・マーケット・インサイツによると、産業オートメーション市場は2025年から2032年までに年平均成長率(CAGR)9.5%で成長し、2025年の2,381億3,000万米ドルから2032年には約4,497億7,000万米ドルに達すると予測されています。世界の産業オートメーション市場の成長は、急速なデジタル化と、産業用インターネット(IIoT)ベースのソリューションの採用の増加に支えられています。
ヤマハモーターのロボニティシリーズの最新モデルは、産業オートメーションの能力を向上させ、現代の製造ニーズに応じたソリューションを提供することを目指しています。産業界では効率、速度、精度が重視されており、これらの新しいロボットモデルは、半導体製造、電気自動車(EV)バッテリーの製造など、ハイテク分野での自動化の需要の高まりに対応しています。
高速動作、精密な長ストローク機能、コンパクトな設計などの高度な機能を提供することにより、ヤマハは急速に成長する産業オートメーション市場での重要なプレーヤーとしての地位を確立しています。新しいモデルは、ますます要求の厳しくなるアプリケーション向けに高性能なロボット技術を提供することを目指しています。
出典:
ニュース提供:ヤマハモーター株式会社

