今回のコラボレーションには、人気の高いポケモンからあまり知られていない種族までが登場します。
ユニクロは最近、ポケモンとの最新コラボTシャツコレクションを発表しました。ユニクロとこのマルチメディアエンターテインメントフランチャイズはこれまでも何度か協力してきましたが、今回のパートナーシップには特別な意味があります。というのも、これまでのデザインはポケモンのゲームやアニメに登場する姿をもとにしていましたが、今回のユニクロ新シリーズは初めてポケモンカードゲームのアートをベースに制作されたTシャツなのです。
調査会社「Coherent Market Insights」によると、ファストファッション業界は2025年から2032年にかけて年平均成長率(CAGR)14.2%で拡大し、2025年時点で548億5,000万ドルの市場規模は、2032年には1,389億3,000万ドルに達すると予測されています。この成長の背景には、可処分所得の増加と消費者行動の変化があります。
まず注目したいのはピカチュウ。言うまでもなく、数多くのアーティストによって描かれたポケモンカードの題材となってきました。今回のTシャツでは、数十枚のカードアートが切り貼りされて、まるでベストアルバムのように、フランチャイズのマスコットであるピカチュウの姿が形作られています。
他のTシャツは、それぞれ1種ずつのポケモンに絞ったデザインで、特定のカードアートを採用しています。たとえば、メガシンフォニアの「メガサーナイトex」バージョンが使われたサーナイトのTシャツなどがあります。
人気キャラクターのヤドンとコイキングも登場。ヤドンは拡張パック「化石の秘密」のアートを、コイキングは「パルデア進化」収録のカードをベースにしています。
「ひとつのことしかしないなら、それを極めろ」と言わんばかりのこだわりです。
もちろん有名なポケモンばかりではなく、新作にはあまり目立たない存在であるオムナイトのTシャツもあります。これは「ポケモンカード151」シリーズのアートを使用しており、岩・水タイプのオムナイトが描かれています。白字で少し読みづらいものの、「ヘリックスの化石」でオムナイトを復元する方法についての説明文もプリントされています。
Tシャツ5種類に加えて、ポケモンカードゲームに関連したスウェットシャツも4種類登場します。たとえば、「SVP ブラックスター プロモ」のカビゴンスウェットは、リラックスが得意なカビゴンと、バシャバシャ跳ねるのが得意なコイキングが並ぶような快適な一着です。
2つ目のスウェットは、前面だけ見るとちょっとしたトリビアパズルのようで、「No.0093から進化する…」と書かれています。これは、「ポケモンカードゲーム ポケット(Pokémon Trading Card Game Pocket)」、つまり昨年秋に登場したスマホ版TCGの「ゲンガーex(ジェネティック・エイペックス)」をモチーフにしています。もう1枚の「ミュウツーex(ジェネティック・エイペックス)」も同様です。
そして最後に紹介するのは、オムナイト同様、普段あまりスポットライトを浴びないポケモン「アンノーン」。こちらは「シルバーテンペストVSTAR」仕様のデザインとなっています。
カードゲームファンへの小粋なオマージュとして、すべてのアイテムの裾には小さなポケモンカードがデザインされています。
Tシャツは1,500円(税込)、スウェットシャツは2,990円(税込)で、いずれも大人用メンズサイズとなっています。発売は8月中旬を予定しており、ユニクロの公式オンラインショップでも購入可能です。

