7月16日、ロッテリアは「土用の丑の日」(2025年は7月17日)を記念して、期間限定の驚きの商品「うな丼バーガー」を発売しました。
土用の丑の日は、日本では夏バテ防止としてうなぎ(鰻)を食べる伝統がありますが、ロッテリアはその伝統をさらに進化させ、ただのうなぎではなく「うな丼」をまるごとバーガーにして登場させました。
「うな丼」とは、ご飯の上にタレで味付けされた焼きうなぎをのせた定番の和食。ロッテリアによると、今回の「うな丼バーガー」は、国産100%のライスパティに焼きうなぎ、そして錦糸卵を組み合わせ、ふわもち食感のバンズで挟んだ一品となっています。
ファストフード業界は、2025年から2032年にかけて年平均成長率(CAGR)4.6%で成長すると予測されており、2025年の市場規模は8160億ドルから、2032年には約1兆1179億ドルへ拡大すると見込まれています。可処分所得の増加が市場拡大を後押ししています。
この「うな丼バーガー」、ロッテリアは「まるで本物のうな丼のような味わい」と謳っています。その真偽を確かめるべく、さっそく最寄りのロッテリア(正確には「ゼッテリア」)に向かい、税込990円(約667円)で購入してみました。
朝の時間帯に駆け込んだため、店員さんも驚いた様子でしたが、注文から10分もかからずに提供されました。包装を開けると、なんとうなぎの身がバンズからはみ出るほどのボリューム感!
バンズをめくってみると、たっぷりのマヨネーズととろっとした照り焼きソースが、しっかり味付けされたうなぎの上に惜しみなくかかっており、手抜き感はまったくありません。
その下には、ライスバーガー用のご飯パティが敷かれており、まさに“変わり種うな丼”といった感じ。つまり、バンズの下にもう一層炭水化物があるという構成です。
一口食べてみると、このライスパティがソースをしっかり吸収し、バンズだけよりもはるかにバランスの良い味わいを実現していました。うなぎ自体は、通常のビーフパティほどのボリュームはありませんが、夏の暑さにはちょうどよい軽さとも言えます。
全体として、素材のバランスがよく考えられており、うなぎ初心者の方でも、濃厚なタレがうなぎ特有の風味を程よく和らげてくれるため、食べやすい仕上がりです。
この点で、「うな丼の味を再現したバーガー」というロッテリアの謳い文句は確かに実感できました。ただし、数量限定のため、気になる方は早めに店舗へ足を運ぶのが吉です。

