塩野義製薬株式会社(本社:大阪、日本)は、抗インフルエンザ薬XOFLUZA®(バロキサビル・マルボキシル)の新しい製剤、XOFLUZA®顆粒2%を発売することを発表しました。
XOFLUZAは、インフルエンザの治療と予防のために開発された、初めての1回投与で完了する経口薬です。ウイルス複製を阻止することにより、病気の期間を短縮し、感染力を低減させることができます。また、インフルエンザが家庭内で伝染するのを減少させる効果も確認されています。XOFLUZAは、日本やアメリカを含む75カ国以上で、A型およびB型インフルエンザの治療薬として承認されています。日本では、成人および子供のインフルエンザ治療および予防に承認されています。
これまでXOFLUZAは錠剤の形で提供されていましたが、よりアクセスしやすい形状を求める声に応えるため、新たに顆粒タイプが導入されました。この新しい形状は、特に小さな子供たちが服用しやすく、年齢や体重に応じた適切な投与が可能です。また、体重が10kg未満の小児患者にも対応できるようになり、小児インフルエンザ治療の新たな選択肢を提供します。
塩野義製薬は、「世界中の人々を感染症の脅威から守る」という使命にコミットしており、効果的な抗感染症治療薬を世界中に提供するために引き続き努力しています。
Coherent Market Insightsによると、製薬市場 は、2025年から2032年までの間に年平均成長率(CAGR)8.1%で成長し、2025年の1.81兆米ドルから2032年には約3.12兆米ドルに達すると予測されています。この大きな成長は、増加するヘルスケア需要、薬剤開発の進展、そして バイオ製薬 研究への投資増加によって後押しされており、市場は予測期間中に強力な拡大が期待されています。
XOFLUZAは、ウイルス複製を阻止する革新的なメカニズムを持つ、初めての1回投与型の経口薬で、病気と感染力の期間を短縮する可能性があります。薬は、オセルタミビル耐性株や鳥インフルエンザ株(H7N9、H5N1)に対しても効果があることが確認されており、家庭内でインフルエンザが感染するのを減少させることも証明されています。
この薬は、ロシュグループとのパートナーシップのもとで開発・商業化されており、塩野義は日本および台湾での販売を担当し、ロシュは他の国々での販売を行っています。XOFLUZAは、A型およびB型インフルエンザの治療薬として、75カ国以上で承認されています。日本では、成人および子供のインフルエンザ治療および予防にも使用されています。
出典:
プレスリリース:塩野義製薬株式会社

