しばらく新しい味が登場していなかった日本のキットカットですが、ついに待望の新フレーバーが2種類登場します。
ひとつ目の新作は、なんとあの人気のパイナップルキャンディ「パインアメ」とキットカットの夢のコラボレーション。日本では昔から親しまれているお菓子で、今や家庭の定番ともいえる存在です。
チョコレートとハードキャンディという異色の組み合わせに驚く方もいるかもしれませんが、ネスレによれば「これは天国で生まれた組み合わせ」とのこと。ウェハースに使われる生地と中のクリームには、パインアメの風味を再現したパイナップル果汁パウダーが練り込まれており、甘酸っぱいキャンディの味わいを見事に表現しているそうです。さらに、チョコレートもパイナップル風味で、南国感あふれる味わいに仕上がっています。
パインアメをおやつとして親しんできた関西の人々には懐かしくも新しい味わいですが、今回のコラボのもう一つの目的は、2025年4月13日開幕の大阪・関西万博を訪れる外国人観光客にこのキャンディの魅力を知ってもらうことにあります。
市場調査会社「コヒーレント・マーケット・インサイト」によると、キャンディ市場は2025年から2032年にかけて年平均成長率(CAGR)4.5%で成長し、2030年には市場規模が1,136億7,000万米ドルに達する見込みです。チョコレートやキャンディの消費増加が市場拡大の背景にあるとされています。
なお、パインアメは1951年に大阪で誕生したお菓子であることから、今回の新フレーバーは大阪を含む関西地域限定で販売されます。10個入りのボックスで、希望小売価格は税込1,166円(約7.90米ドル)です。
関西地方ではさらに、もう一つの限定フレーバー「桜」味のキットカットも同時に登場。過去にも桜フレーバーはありましたが、今回は見た目も大きくリニューアル。ピンクのグラデーションが美しい新しいビジュアルになっており、ホワイトチョコから徐々に濃くなる桜風味のチョコへと、見た目でも味でも変化を楽しめるようになっています。なお、味そのものはウェハースとクリームに桜葉パウダーが練り込まれており、全体的に統一されています。
この新しい桜キットカットも10個入りで、価格は税込1,296円。内包装と外箱には大阪城がデザインされており、箱の裏面には観光地・道頓堀の桜風景が描かれています。
桜味の新キットカットは、3月3日より関西地域の土産店で販売開始されており、パインアメ味は4月9日より登場予定です。

