東レインダストリーズは、160°Cまでの高温に耐えるポリプロピレン製の新しいフィルム「TORAYFAN®」を発表しました。これは、非常に高い温度にも耐え、優れた性能を発揮する世界初のフィルムです。同社はすでにサンプル製品の出荷を開始しています。
この新しいフィルムは、高温環境でも優れた性能を発揮するため、電子機器に使用されるIC基板や、軽量な車両部品などに使われるカーボンファイバー強化プラスチックの製造に役立ちます。現在、これらのプロセスではフルオロ化フィルムが広く使用されていますが、東レの新しいフィルムはそれらに代わる環境に優しい選択肢となる可能性があります。
このフィルムは湿気に強く、透明で、パッケージングや工業用途に最適です。なぜなら、有害なガスを放出せず、清掃が容易だからです。新しい技術により、このフィルムは通常のポリプロピレンフィルムよりもはるかに高い耐熱性を持ち、製造中のクリーンなリリース特性も向上しています。
さらに、東レの新しいフィルムは非常に少ない湿気しか吸収しないため、バッテリー製造や乾燥室や真空設備で使用される特殊な機器など、汚染や歪みが許容できない敏感なアプリケーションにも最適です。
東レは、より多くの顧客のニーズに応え、将来の材料革新をサポートするために、この技術の改善を続けていきます。
Coherent Market Insightsによると、ポリプロピレン市場は2025年から2032年まで、年間成長率(CAGR)4.7%で成長し、2025年の1256.2億米ドルから2032年には約1256.2億米ドルに達すると予測されています。ポリプロピレンは、その腐食や化学薬品に対する耐性、機械的および熱的安定性などの特性から、パッケージング、車両、建設、消費財、医療などの多くの業界で広く使用されています。特に食品パッケージングにおける需要の増加が市場の成長を牽引する見込みです。
東レインダストリーズ株式会社は、先進的な材料と化学製品の製造を専門とする日本の多国籍企業で、1926年に創業され、東京に本社を構えています。東レは世界的に展開しており、繊維、プラスチック、カーボンファイバー、電子機器、ライフサイエンスの分野でリーディングカンパニーです。
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ニュース: 東レインダストリーズ

