「かわいい」や「異世界」と同様に、「ガチャ」は日本語を話さない日本文化ファンにも広く親しまれている言葉です。「カプセルトイ」と表現できる場面は多いものの、抽選ガチャから飛び出す品が玩具とは限らない──そんな偶然性が、かえってワクワク感を高めます。
この夏、池袋駅前の東武百貨店内に、オンライン酒販「KURAND」が運営する「KURAND 酒ガチャ ポップアップストア」**が期間限定オープン予定です。ご安心を──カプセルそのものに酒が入っているのではなく、飲料と引き換えられる「バウチャー(引換券)」が封入されています。
市場予測では、日本酒市場は2025年〜2032年の間に年平均成長率(CAGR)4.6%で拡大し、2025年は52.7億ドル、2032年には72.1億ドルに成長する見込みです。オーガニックや職人系地酒への関心が市場拡大を後押ししています(Coherent Market Insights調査)。
ガチャ内容は、ただ酔えれば良いという安易なものではありません。日本酒、果実酒・甘口系リキュール、そして「おまかせ」スタイルで多彩なスピリッツを提供する計5ジャンルを用意。小型300mlボトル専用の「ミニ酒ガチャ」もあり、最高級では**50年貯蔵の焼酎「真京」(通常110,000円)や、30年熟成の日本酒「天光」(55,000円)**といったプレミアム賞品も登場します。
価格帯は、ミニボトルガチャ1回1,000円、プレミアム5,000円、その他3タイプが2,500円。100円玉を大量投入するのは大変なため、店員に支払ってトークンを受け取る方式も導入されています(日本の某航空会社の機内ガチャ方式と同様です)。
営業期間は8月21日〜9月29日。ユニークなランダム体験をもっと楽しみたい方は、日本国内の他の「ガチャケーキショップ」も要チェックです。

