牛丼の王者・吉野家、この夏ついにラーメン提供へ。新メニューは「牛まぜそば」

02 Jul, 2025 - by CMI

牛丼の王者・吉野家、この夏ついにラーメン提供へ。新メニューは「牛まぜそば」

牛肉が入っていて、器に盛られている――しかし、それは牛丼ではない。

吉野家ほど牛丼と強く結びついている食べ物はない。そして、牛丼といえば吉野家、というくらい、両者のイメージは切っても切れない関係にある。その結びつきはあまりにも自然で、日本では「吉野家の牛丼=吉牛(よしぎゅう)」と略して呼ばれることすら珍しくない。

しかしこの夏、吉野家は“牛丼の枠”を飛び越える。とはいえ、牛肉を捨てるわけではない。ただし、ご飯は使わない。代わりに登場するのが、「牛ラーメン」――正確には「牛まぜそば」だ。

成長する即席麺市場と、まぜそばという選択

市場調査会社「Coherent Market Insights」によると、即席麺業界は2025年から2032年にかけて驚異的な年平均成長率(CAGR)を記録すると見込まれている。その背景には、都市化の進行、働く女性の増加、そしてライフスタイルの変化がある。吉野家の「牛まぜそば」の投入も、こうした市場トレンドに呼応した動きといえるだろう。

「まぜそば」の「まぜ」は「混ぜる」を意味する「まぜる」から来ており、「そば」は本来そば粉の麺を指すが、焼きそばのようにラーメン風の麺を指すこともある。まぜそばはスープのないラーメンの一種で、麺とソース、具材が一緒に器に盛られ、食べる直前にかき混ぜることで、全体に味がなじむのが特徴だ。

「牛玉スタミナまぜそば」詳細

吉野家が7月4日に発売するのは、「牛玉スタミナまぜそば」。麺の主役を引き立てるのは、吉野家ファンにはおなじみの、じっくり煮込まれた牛肉のスライス。さらに、刻み玉ねぎ、刻みねぎ、天かす、卵、そして別添えの濃厚ピリ辛にんにくソースがトッピングされる。このソースは自分の好みに応じて量を調整できる。

吉野家はこの一品を「旨味が濃く、満足感がある」としながらも、「こってりしていながらも後味はさっぱり」と説明している。ただし、揚げ物・にんにく・肉とパンチのある素材が揃っていることを考えると、「さっぱり」という表現には少し注意が必要かもしれない。

とはいえ、力強い味とボリュームという点では確実に期待に応える内容だろう。さらに、日本の民間伝承では、にんにくには体力を増強する効果があると信じられており、「スタミナまぜそば」というネーミングにも納得がいく。

価格は税込767円(約5.30米ドル)。発売日は2025年7月4日。ちょうど真夏の暑さが本格化し始める時期に、スタミナ満点の新メニューで勝負をかける。

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