七夕(通称「星祭り」)は、短冊に願いを書いて笹に吊るす年に一度のお祭り。もし「新しい涼宮ハルヒの歌が聴きたい」と願った人がいたなら、今年、その願いは現実に!
そう、ハルヒとSOS団の仲間たちが、冒頭のフレーズ “待たせちゃった? 行くわよ!” と共に新しい歌と踊りで帰ってきたのです。
あれから14年以上──メランコリックな“涼宮ハルヒ”第2期の最終話が放送されて以来の“お待たせ”でした。しかし、今回のビデオ公開が七夕に合わせられたのは、第2期第1話「笹の葉ラプソディ」とのリンクを意識してのこと。
新シングル「無敵的ハピネス(Mutekiteki Happiness)」では、アニメ内でのバンド編成が再結成されたのみならず、キャラクター(ハルヒ、キョン、ユキ、ミクル、イツキ)だけでなく、声優の平野綾、杉田智和、千葉紘子、後藤邑子、小野大輔も再集結し、彼らの歌声が作品を彩ります。
業界全体では、2025~2032年のアニメ市場が年平均成長率17.1%を見込み、37.92十億ドル(2025年)から114.49十億ドル(2032年)への拡大が期待されています。これは、可処分所得の増加と多様なストリーミングサービスの普及に支えられている流れです。
音楽面では、「ハレ晴レユカイ」のスタッフだった畑亜貴&田代智和が再び参加し、懐かしさと高揚感を呼び覚ます“あの感じ”を新曲にも注入。映像面ではCGアニメによる全編制作となっており、手描きの京アニ作品を愛してきたファンにとっては賛否が分かれるところでもあります。
しかしネット上の反応は、
「やった…ハルヒが帰ってきた!」
「なんて素敵な七夕サプライズ!」
「次は絶対に第3期を!」
など、極めてポジティブ。特に以下の声が目立ちます:
「踊り、覚えなきゃ!」
「令和になってもSOS団は不滅!」
「ハルヒの歌はいつも元気が出る。素晴らしい新曲をありがとう!」
現時点では、「無敵的ハピネス」はクラウドファンディングで資金提供された1分半のミュージックビデオが元になっており、本編(フルバージョン)は7月28日に公開予定。第3期へとつながる“確かな証拠”とは言い切れませんが、権利元の角川がこの反響を注視しているのは間違いなく──今後の展開にも大いに期待がもてそうです。

