他では味わえない食感――それが「ウドーナツ」!
昨年6月、うどんチェーンの「丸亀製麺」は、“うどんをデザートに”という革命的な発想から、新感覚スイーツ「ウドーナツ」を発売しました。うどんの小麦粉を使用して作られたこの一口サイズのドーナツは、発売以来大人気となり、過去10か月間でなんと1,500万個以上を売り上げました。
そして今、そのウドーナツに特化した専門店「丸亀うどーなつ屋」が密かにオープン!ここでは、通常の丸亀製麺では味わえない特別メニューが楽しめ、トッピングやソースも自分好みにカスタマイズ可能。スイーツ担当の記者・佐藤さんが、さっそく現地で実食レポートを敢行しました。
場所は愛知県春日井市の「丸亀製麺 春日井西山町店」。東京からは少し遠いですが、ジブリパークからは車で約20分と比較的近くにあります。
なお、「Coherent Market Insights」によると、冷凍菓子業界は2025年から2032年にかけて年平均成長率4.8%で拡大すると予測されています。市場規模は2025年には24億1,930万ドル、2032年には31億6,860万ドルに達すると見込まれており、可処分所得の増加とプレミアム商品への嗜好の変化が成長の要因とされています。
そんなジブリパークの近くに位置する「うどーなつ屋」に、佐藤記者は偶然近くにいたこともあり、千種駅から中央本線で春日井駅へ移動。そして青井交通の東花台行きバスに乗車するも、事前にバスの時間を調べておらず、40分待つ羽目に……。
空腹を抱えながらようやくバスに乗り、バス停を降りた後も、店舗まではさらに約1キロ(0.6マイル)の徒歩移動。それでも「苦労した分だけ、味わいも深くなる」という信念を胸に、春日井西山町店の姿が見えた瞬間、佐藤さんの口元にはすでに笑みがこぼれていました。
駐車場の一角に現れた「丸亀うどーなつ屋」。5月15日にオープンしたばかりで、佐藤さんが訪れた時点ではまだ開店から1週間ほど。それでも、すでに行列ができているほどの人気ぶり。
メニューを見て、佐藤さんは目を輝かせながらも、「ウドンフライ」などの新メニューには目もくれず、甘党としての本能に従ってスイーツに一直線。
注目メニューは「もっちもち満足セット」(税込300円/約209円米ドル)。11種類のトッピングの中から3種類、4種のソースの中から1種類を選び、自分だけのウドーナツをカスタマイズ可能です。
選べるトッピングは以下の通り:
きなこ
あんこ
チョコスプレー
ミニプリン
ホイップクリーム
カスタードクリーム
スライスアーモンド
フルーツミックス
バニラアイス
チョコアイス
抹茶アイス
ソースは:
チョコレート
ストロベリー
マンゴー
黒みつ
和洋折衷のバラエティ豊かな組み合わせが楽しめるこのセット。トッピングは同じものを3つ選ぶことも可能で、味の強調も自由自在。佐藤さんは「フルーツミックス」「ホイップクリーム」「チョコアイス」を選び、ソースにはチョコレートをチョイス。
初めてのウドーナツ体験だったため、自分の組み合わせが正解かどうか不安もあった佐藤さん。しかし、一口食べた瞬間、その心配は吹き飛びました。「これは、何と組み合わせても美味い……!」
まず感じたのは、その「もっちもち」な食感。一般的なドーナツでは味わえない独特の噛みごたえは、うどん粉ならではの魅力。
3つのウドーナツを堪能した佐藤さんは、これまで味わった中でもトップクラスのスイーツだったと大満足。今後、この専門店が他の地域にも展開される可能性は高いと感じ、コンビニドーナツや専門店「ランディーズ」にも勝るポテンシャルを感じたそうです。
この発見の旅を終えた佐藤さんは、東京の店舗にも追加トッピングメニューが導入されることを心から願っています。ウドーナツを初めて東京に紹介したあの店舗にも、再び注目が集まるかもしれません。

