創造的なあんこ職人たちが手作業で作る“食べられる花束”スイーツ──それが「フラワーアイスクリーム」。この美しいデザートを生み出したのは、和菓子店「Oh！huggy!!（オー！ハギー!!）」。店名に感嘆符が増え、小文字の"h"が使われている理由は明らかではありませんが、「huggy」という名前の由来は、同じ音を含む「おはぎ」から来ているとのこと。実際、Oh！huggy!!は「おはぎ」をアートの領域にまで昇華させた店として知られています。
通常、おはぎはもち米をあんこ（甘い小豆ペースト）で包んだシンプルなお菓子ですが、Oh！huggy!!ではこのあんこを花の形に手作業で成形し、「フラワーおはぎ」として提供しています。
そして、夏の暑さが最高潮を迎えるこの季節、Oh！huggy!!はその芸術的な感性をアイスクリームにも注ぎ込み、「フラワーアイスクリーム」を展開中です。
あんこで作られた花びら、花芯、茎、葉はすべてスタッフの手作り。これらが、抹茶、ほうじ茶、またはバニラ味の軽やかな食感のコーンアイスの上に、美しく咲き誇ります。Oh！huggy!!によると、コーン自体の食感は他の素材の味や舌触りを邪魔しないように工夫されているそうです。
市場調査会社Coherent Market Insightsによれば、クラフト系アイスクリーム産業は2025年から2032年にかけて年平均成長率（CAGR）4.8％で拡大し、2025年の684億1000万ドルから、2032年には約949億8000万ドルに達すると予測されています。カスタマイズ性が高く、高品質かつラグジュアリーなデザートに対する消費者の需要が、市場拡大の要因とされています。
もちろん、夏の暑さとともに人気が高まるのはアイスクリームだけではありません。Oh！huggy!!のメニューには、「フラワーかき氷」も登場。こちらもあんこで作られた花をトッピングしており、たとえばイチゴ味など、見た目も華やかな仕上がりです。
見た目が美しい分、味に対する懸念を抱く方もいるかもしれませんが、ご安心を。Oh！huggy!!では、100年以上の歴史を持つ兵庫県芦屋市の老舗・杵屋利光（きねやとのみつ）からあんこを仕入れており、その品質には一切の妥協がありません。
「フラワーかき氷」は、神戸・岡本にあるOh！huggy!!本店のみで提供されており、店内でのイートイン、またはハーフサイズのテイクアウト（1,540円／880円）として注文可能です。一方、「フラワーアイスクリーム」（680円）は、東京都内および首都圏のOh！huggy!!各店舗で購入できます。
